ハイレゾ音源がCDやmp3に対してどれぐらい情報量が多いかどうかは、皆さん意外とイメージつきにくいですよね?
一般的にこのように定義されてます。
mp3 :128kbps
CD :16bit/44.1kHz
ハイレゾ:24bit/96kHz
これではよくわからないので、比較しやすいように1秒あたりの情報量bps(bit per second)に置き換えてみましょう。
mp3 :128kpbs
CD :16bit × 44.1kHz × 2(ステレオなので2ch分考慮) = 1,411kbps
ハイレゾ:24bit × 96kHz × 2(ステレオなので2ch分考慮) = 4,608kbps
mp3は、スペック上は16bit/44.1kHzですが、上の部分と下の部分を大幅にカットしています。
128kbpsにしているんですね。
これをグラフにするとこんなイメージです。
どうでしょうか。
24bit/96kHzのハイレゾ音源は、CDの3倍以上の情報量です。
mp3に至っては、32倍です。
ここまで差があると音質に拘るミュージシャンに対しては、冒涜の領域に入ります。(全ミュージシャンがそう思ってないことは理解しています)
どうせ音楽を楽しむなら、元音に近いところで楽しみたいですよね?
そこに魅力を感じない方もいらっしゃるとは思いますが、名もない男は、同じ音楽であればミュージシャンが側で演奏しているような臨場感を持って聴きたいのです。
ただ1点注意しなくてはいけないことは、
情報量が増えれば増えるほど、人間の感度が落ちてくることです。
「mp3(128kpbs)」と「24bit/96kHz(4,608kpbs)」に感じる差と「24bit/96kHz(4,608kpbs)」と「24bit/96kHz(9,216kpbs)」に感じる差は、前者の方が遙かに大きいです。bpsは値が大きくなるほど変化の差がわかりにくくなります。
名もない男としては、192kHzで聴いた方が気分的に良いのですが、そこまで拘る訳ではないということです。
個人的には、「cd(1,411bps)」と「24bit/44.1kHz(2,117bps)」あたりに大きな変化を感じます。
それは、BeatlesのUSB音源を聴くとよくわかります。
24bit/44.1kHzですが、明らかにCDの音質のはるか上を行ってます。
お試しを。
コメント
もともと24bitでもないものがそんなに劇的に変わるんでしょうか
昨今のハイレゾ化を前提にレコーディングからマスタリングまで施されてるものなら分かりますが
もともとはアナログ音源なので、16bitにするよりも24bitの方がより原音に近いかと。中には録音状態が悪くて、ハイレゾになってもあまり違いがわからない音源もあります。
80年代以降はCD音源を前提としてダイレクトにデジタル録音した音源の場合は、アナログ音源が残っておらず、ただのアップサンプリングした(いわゆるニセレゾ)だけといわれていますね。
論より証拠なので動画サイトでハイレゾが試聴出来れば判断できると思うのですが
コメントありがとうございます。
動画サイトだとハイレゾスペック(24bit/96khz等)が再生できないので比較が
できないんですよね。
また再生環境も影響してくるので、簡単に比較できないのが残念なところです。
ちなみに、ロスレスと圧縮音源の比較であればこちらで可能です。
http://hi-resolution.net/2015/05/02/1904/