先日、嫁さんと食事をしている際にドヴォルザークの話になったのですが、相当な鉄道マニアだったという話を聞き、興味を持ってしまいました。
少しネットで調べるとたくさん出てきますね。
一気に親近感が沸きました。
鉄道マニア逸話
- 毎日プラハ駅に通い、機関車を眺め、時刻表を暗記し、機関手と話して喜んだ。
- 自分が行けないときには、弟子(娘の恋人でもあるスーク)に調べに行かせた。これは、ニューヨークに行ってからも同じ。
- プラハ時代に、毎日同じ汽車に乗るのだがその日は違う音がしたので、車掌に言うと案の定故障を事故の未然に発見することが出来た。
- アメリカへ渡った理由の半分は、アメリカの鉄道を体験するため(残りの半分は金銭的な条件がよかった)
- ニューヨークでも、毎日「グランドセントラル駅」に出かけて、機関車を見たりいろいろ調べて記録したり、作曲にかかわる時間以外は模型製作も含め鉄道に費やした。
- ある日新しい機関車がデビューするという話を聞きつけて、スークに製造番号を確認させに行かせたが、スークは間違った番号を調べて報告した為、ドヴォルザークは怒り、娘に「こんな基本もわからない男とお前は結婚するつもりか!」と本気で怒った。
- 鉄道が遅延した時は、何故か駅員に代わってお客に陳謝していた。
- 本物の機関車を手に入れるためには、自作の曲を手放してもいいと言った。
- 「ユーモレスク」の主旋律は、汽車にゆれれている時に作曲した。
ブラームスが語ったドヴォルザークの凄さ
「あいつがゴミ箱に捨てたメロディだけで、俺は一曲作れる」
ブラームスが認めるほどの才能に溢れている一方で、鉄道ヲタです!!
しかもその辺のちょっと鉄道イイよね的なポップな感じではなく、真性なヲタです。
これだけで好きになっちゃいますよね?
ろくに働きもせずに風俗通いで死んでいったシューベルトよりは全然愛せますし、応援したくなります。
私のような小市民は、断然ドヴォルザーク派です。
そして、有名曲と言えば交響曲9番の新世界ですが、それ以外もあります。
チェロ奏者の中では、必修曲らしいです。
ヨーヨーマの演奏でどうぞ。
CMでもおなじみの汽車にゆられながら作曲したというユーモレスクです。
パールマンとヨーヨーマの共演をどうぞ。
堅苦しいクラシックもこういう切り口だと入りやすくなります。
ハイレゾ音源はこちらからどうぞ。
聞いたことのない方は、とりあえず交響曲9番から行きましょう。
偉大な音楽家の意外な一面から語るのは面白いし、勉強になりますね。
次は、食いしん坊ロッシーニかな。