Playback DesignsのIPS-3が気になります。
プリメインアンプなのですが、最大の特徴は、すべての音源をDSDに変換して再生しているとのこと。
PCMも全部DSDにするようです。
名もない男はDSDの再生環境がないのですが、一部ではPCM音源をDSDに変換して聞くと音が良くなるという話もあり、IPS-3に興味を持っています。
(普通のPCM音源をDSDに変換して、DSDで聞くだけでも音はよく聞こえるのかというテーマに関しても当然興味はあります。実際に試した人は教えてください)
DSDに変換すると容量が大きくなってしまうこともあり、今まで見送ってきました。
しかしIPS-3があれば、容量問題も再生環境も回避してDSDライフにどっぷりじゃないですか!!
値段が200万円とまだ高めですが、もう少し安くなったら検討してみてもいいかな。
興味あるので、購入された方がいましたら、レビューをお願いします。
コメント
こんにちは。いつも楽しく拝見させていただいています。
200万円とは凄いですね。しかも「もう少し安くなったら検討してみてもいい」というご発言にもびっくりです。お金持ちなんですね(笑)。
さすがに私には200万は無理なのでもっと手頃な機器で楽しんでいます。2005年7月7日発売なので10年近く前の製品ですが、SHARPのSM-SX10というデジアンがあります。一部のコアな方には有名なアンプです。これの特長はアナログ、PCM、SACDどの入力に対しても内部でDSD256相当の11.2MHzでハイサンプリングした1bit信号(当時はまだDSDという呼称は無かったか、一般的ではありませんでした)に変換してからローパスフィルターでアナログ信号を取り出す方式をとっていることです。つまりIPS-3と似た考え方ですね。ちなみにSACD再生はiLink経由でDSDネイティブ変換です。今のメーカーはどこもDAC/ADCチップはESSとかバーブラウンの社外品を使いますが、このアンプのLSIはSHARP自社開発でした。
惜しむらくは当時はまだPCオーディオの概念が無かったか、ほとんど知られていなかったためiLinkがiLink Audioという規格で、PCなどのIEEE1394(別名FireWire)と互換性が無い事です。なのでPCオーディオとしての使い方は、PCMは192kHz/24bitのデジタル入力に対応しますが、DSDに関しては外付けのDACでアナログ変換してからアンプに入力する事になります。そこら辺もどかしいのですが。
私はこのアンプの音が好きで、そこから逆流するような形でSM-SX10→SACD→DSD→ハイレゾ(PCM)という道に進みました。
定価で25万程度、オークションでの中古が16万程度の価格で落札されているようなので割と手軽に楽しめます。最近はIPS-3のように内部でDSD変換するDACやアンプがまた出始めているようですが、どこもハイエンドなメーカーばかりで桁が一つか二つ違うので驚きです。
ご存知のようにSHARPは会社が傾きかけてオーディオから撤退してしまいました。最近はハイレゾPCM→DSDという流れでまた1bit⊿Σ変調が見直されている(というより世間では最近登場したかのように言われている)ようで、目の付け所がシャープ過ぎたSHARPは、流行を先取りしすぎていたようです。リーマンショックのせいでしょうか? 会社が傾かなければ……と今でも残念です。
というわけでIPS-3のレビューでなく申し訳ありませんが、世の中にはこういう製品もあるよというお話でした。とりあえず、製品紹介のページ置いときますね。
http://audio-heritage.jp/SHARP/amp/sm-sx10.html
>litronix_2260 さん
貴重な情報ありがとうございます。
あと、「もう少し安くなったら」は誤解を生む表現でした。
「もう一桁安くなったら」に訂正しておきます(笑)
SHARPから同じようなコンセプトを持った商品が以前25万円で発売していたというのは知りませんでした。2005年となると確かに早すぎましたね。
しかも撤退は残念すぎます。
逆に言えば、PCMをDSDに変換することが一般的になって、
ソニーあたりが頑張ればこの価格帯は出せるということなので、「もう少し安くなる(笑)」可能性はあると言うことですよね。
ユーザーとして、こういったことをブログを通じて今後もアピールして行こうと思います。
PCが必要ですがUSB-DACを使えばDSD変換再生は可能です
KORGの DS-DAC-10を私は所持しており、たまに使っています。
専用のAudioGateというソフトがPCを使ってDSD変換するしくみのようです。
DS-DAC-10は5万円以下で買えますが、それでも効果は感じられます。
他DACがDSDネイティブ再生に対応していれば、foobar2000というソフトがDSD変換再生が可能のようです(こちらは44.1kHzの音源じゃないとダメみたい)。
最近は安価なDSD対応のDACがたくさん出てきてますので、試してみてはと思います。
ちなみにソニーもすでに出しています。HAP-Z1ES というハードディスクプレーヤーで、DSDリマスタリングエンジンという機能があります。
>domadomaさん
コメントありがとうございます。
PC経由でUSB-DACというのはありますが、音楽を聴く際にPCレスにしたいんですよね。
とは言え、KORGのDS-DAC-10は興味があります。
SONYのHAP-Z1ESは確かにそうですね。DSDリマスタリング機能があって、オッっとなったのですが、NASを使えないようなのでパスしてしまいました。
そうなるとIPS-3のようなプリメインアンプ+LINNのDSという組み合わせが理想的なのです。
ブログで消費者の声として、アピールし続けようと思います。
なるほど。私もPCを立ち上げるのが面倒なのでNAS+ネットワークプレイヤーというパターンの方が実際多いです。
そうなると、そのLINNの後段に配置するDAC+アンプ複合機でDSD変換機能を有するものってことですね。
DACだけであればESOTERIC D-07Xという製品があるようです。
http://review.kakaku.com/review/K0000337076/#tab 30万ぐらいするようですが。
意外とハードでDSD変換するものってないのですね。
domadomaさん
>そのLINNの後段に配置するDAC+アンプ複合機でDSD変換機能を有するものってことですね
まさにその通りです。
D-07Xもかつて検討しましたが、もっとシンプルな構成(プレイヤー+プリメイン)にしたいんですよね。
ハードでDSD変換するものが主流になってくれると嬉しいんですが、、、
ハードでのDSD変換に対するニーズは少しずつ高まってきそうな感じですので今後も動向をフォローしようと思います。
[…] かつてPlay Back DesignのDSD変換やSONYのHAP-Z1ESについても取り上げましたが、これも気になります。 […]