君はJason Beckerを知っているか

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今年の3月にアメリカで公開され、9月にロンドンで公開される日本未公開の映画「Jason Becker is not dead yet」という映画がある。
Jason Beckerは、ALSという難病に苦しむ元凄腕ギタリストです。
今では、体が動かず、話すことも出来ず、機械を通じたコミュニケーションがやっとの見ているのもつらい状態ですが、心は死んでおりません。
そんなJason Beckerの映画が見たい。
映画のトレイラー

Jason Beckerのデビューから発病前:
1969年にカリフォルニアに生まれ、ギタリストであった父親から英才教育を受け、
1986年に17歳でマイク・バーニーに見出されて、マーティー・フリードマンとのコンビでカコフォニーでデビューする。
カコフォニー解散後、1988年にソロアルバム「Perpetual Burn」をリリース。1989年、20歳で、デイブ・リー・ロスのバンドに加入。
↑ここまで見ると順風満帆です。才能に溢れた音楽家ですが、ここからが病魔が押し寄せてきます。

ALS発病後:
デイブ・リー・ロスのレコーディングをするものの、ALSの発病によりツアーには、参加できず、医師からは余命3-5年と宣告される。
その後、シーンから姿を消す。そして、1995年ソロアルバム「Perspective」をリリース。
1996年当時は、まだ会話は出来ていたようですが、かつてのようにギターを弾くことはできなくなり、
「Perspective」のEnd of the Beginingでは、友人のMichael Lee Firkinsにギターを弾いてもらいアルバムを完成させる。
その後は、1999年と2003年にデモトラックが発売され、2007年には、新曲3曲を含む「Collection」が発売。
2012年Jason Beckerのドキュメンタリー映画「Jason Becker is not dead yet」が発表される。

Jason Beckerでオススメしたいのは、闘病の中作成したアルバム「Perspective」です。
このころは、ギターもだいぶ弾けなくなっていたようですが、音楽への情熱の前では、そんなこと関係ないんですね。
凄まじい芸術的な曲を聞かせてくれます。特に「End of the beginning」ですね。
この曲は、Jasonの指が動かずに友人のMichael Lee Firkinsに弾いてもらったとのことですが、そのフレーズの難しさに相当苦労したようです。
曲だけを聴いているとJason BeckerがMichael Lee Firkinsに完全に乗り移ってますね。
アルバム全体を通じて凄腕ギタリストからコンポーザーとしての成長が感じられます。
この人は映画音楽に挑戦してもらいかった。
そして、アルバムの裏に書いてある”I have Amyotrophic Lateral Sclerosis. It has crippled my body and speech, but not my mind.”という言葉が胸にささります。
涙なくしては聞けません。
凄いアルバムです。
End of the Beginning:

D

今はギターも聞けず、会話もできなくなってしまいましたが、それでもJason Beckerは必死に生きています。
そんな音楽が出来なくなったJason Beckerの音楽を聞いてみませんか。

映画:Jason Becker is not dead yet
http://www.jasonbeckermovie.com/

Jason Becker Official Site
http://www.jasonbecker.com/

Wikipedia:Jason Becker
http://en.wikipedia.org/wiki/Jason_Becker

追記:
映画がDVD化されました。

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コメント

  1. 続・君はJason Beckerを知っているか:ドキュメンタリー映画「Not Dead Yet」がDVD化 | Hi-Resolution Blog より:

    […] Dead Yet」がDVD化 投稿日: 2012/12/04 作成者: 名もない男 以前、Jason Beckerの記事を投稿しましたが、その際に紹介した映画「Not Dead Yet」がDVD化されます。 […]